目次

  1. はじめに
  2. 概要
    1. 試験日
    2. 試験範囲・試験時間・解答形式
    3. 配点
    4. 出題の傾向と特徴(概要)
  3. 出題の傾向と特徴(詳細)
  4. 試験対策・勉強法とおすすめ参考書紹介
    1. 単語と文法の基礎を固める
    2. 長文問題に取り組む
    3. 英文和訳に取り組む
    4. 英作文に取り組む
    5. 過去問・模擬試験を用いた演習

1. はじめに

筑波大学は、茨城県つくば市に位置する国立大学です。都心部ではないものの、最寄りのつくば駅は「つくばエクスプレス」の快速に乗れば、秋葉原駅から45分ほどで到着するため、東京近郊へのアクセスは悪くありません。

また、筑波大学は「学部・学科」ではなく、「学群・学類」という分類をしているのが特徴です。学群・学類についての説明は、以下をご参照ください。

・学群とは
他大学における学部段階の学生に教育 を行う組織です。学群は,専門領域を中心としていくつかの学問分野を総合した 形で構成されています。 また,専門的な能力を必要とする分野 (体育・芸術)には、専門的な一貫教育 を行う専門学群が置かれています。

・学類とは
学群に置かれ、学生の教育に責任を持つ組織です。学生は,学類に所属することになります。

(引用元:筑波大学|学群・大学院|学群・学類(学士課程)一覧

それでは、次章からは筑波大学の入試問題や受験科目に関する情報、英語の対策法、傾向、勉強法などについて解説していきます。

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2. 概要

2.1 試験日

2月25日
10:00-12:00 外国語
13:15-15:15 数学 / 国語 ※看護学類は14:45まで
16:15-18:15 地歴公民 / 理科(2科目受験の場合) ※1科目受験の場合は、17:15まで

2月26日
10:00~ 面接(医学群のみ)

2.2 試験範囲・試験時間・解答形式

(試験範囲)
・英語
コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(独・仏・中の選択可)

(試験時間)
120分

(解答形式)
全問記述式

2.3 配点

人文・文化学群 人文学類:300/900点
人文・文化学群 比較文化学類:400/1200点
人文・文化学群 日本語・日本文化学類:200/600点
社会・国際学群、情報学群 情報メディア創成学類:400/800点
人間学群、生命環境学群 生物資源学類:200/400点
生命環境学群 生物学類:300/900点
生命環境学群 地球学類、理工学群:150/550点
情報学群 情報科学類、医学群 医療科学類:200/800点
情報学群 知識情報・図書館学類:400/1000点
医学群 医学類:300/1100点
医学群 看護学類:300/800点

2.4 出題の傾向と特徴(概要)

筑波大学の英語問題は、例年長文が2題、大問3に整序問題と自由英作文が出題されます。長文は1,000語を超えるような長文は出題されませんが、長文のレベルは国公立大学の中でもやや高めです。また、設問に関しても、一般的な国公立大学で出題される内容説明問題だけでなく、内容一致問題、空所補充問題、抜き出し、語句整序など、多様な形式の問題が出題されます。近年は英文和訳問題が出題されていないというのも、特徴の一つに挙げられます。

さらに、最後の大問は90語程度の自由英作文が出題されます。賛成か反対など意見を述べる形式の問題が大半です。自分の意見と理由を述べる必要があり、英検のエッセイライティングに近い形式と言えます。

したがって、国公立、私立を問わず、幅広く長文問題に対する経験値をつけておくこと、さらに自由英作文の対策が不可欠と言えます。

3. 出題の傾向と特徴(詳細)

3.1 英文和訳

前述した通り筑波大学では、ここ数年英文和訳問題が出題されていません。しかし、2013年までは出題されていたこともあるので、対策しておくことをおすすめします。とは言え、一般的な長文問題集や他大学の過去問に取り組めば自然と対策したことになるでしょう。他の国公立大学に比べると、英文和訳に対する重要度は低いと言えるので、あまり難解な英文和訳に時間を使わないように気をつけましょう。

3.2 選択式問題

選択式問題は長文問題の中で出題されます。合っているものにはT、間違っているものにはFをつけるタイプの問題なので、消去法を使うことが難しく、時間がかかってしまう傾向があります。もっとも試験時間は120分あるので、英作文に時間をかけ過ぎなければある程度時間的余裕はあります。

3.3 内容説明問題

内容説明問題は長文問題の中で出題され、字数が指定されている問題が多くを占めます。長さは50語前後のものが多く、難易度もそこまで高いわけではないので、長文問題集などを通じて、一般的な内容説明問題の学習をしておけば十分に対応できます。

3.4 自由英作文問題

例年、最後の大問で自由英作文が出題されます。90語程度と指定されているので、そこまで多くの分量を書く必要はありません。ただし、自分の意見を書く形式なので、自分の意見と理由を思いつかなければ書くことが難しいと言えます。英検のエッセイライティングなどを活用するのも良いでしょう。

3.5 語句整序問題

語句整序問題は長文問題、あるいは最後の大問で出題されます。選択肢の数は6択程度なので多くはありませんが、語順が紛らわしいものが多いため、センター試験などのレベルではありません。正確な文法や語法の知識と整序問題の対策をしておきましょう。

4. 勉強法とおすすめ参考書の紹介

4.1 単語と文法の基礎を固める

筑波大学では、長文問題が最も多くの配点を占めるので、単語力をつけておくことが求められます。長文の中に出てくる単語のレベルはそこまで高いものではないので、まずは一般的な受験レベルの単語を押さえましょう。

・『システム英単語』
『システム英単語』

・『ターゲット1900』
『ターゲット1900』

筑波大学の傾向を考えると、これ以上高いレベルの単語に取り組むよりも、英作文に備えて基礎単語を正確に書けるようにすることが重要です。完璧になるまで繰り返し取り組みましょう。

また、英熟語に関しても取り組んでおきましょう。代表的なものは以下の通りです。

・『速読英熟語』
『速読英熟語』

・『解体英熟語 改訂第2版』(Z会出版)

次に、文法対策です。筑波大学の場合、英文和訳や英作文を見ても高度な文法知識が問われることはありません。そのため、標準的なレベルの文法を漏れなく押さえておくことが重要です。まずは、センター試験対策も兼ねて、以下のレベルの文法問題集を完璧にさせておきましょう。

・『アップグレード 英文法・語法問題』
『アップグレード 英文法・語法問題』

・『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』
『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』

上記の問題集が終わってしまったら、下記のような応用レベルにも取り組んでみると良いでしょう。単元別に分かれている問題集は、どうしても解く前に半分答えが予測できてしまうため、ランダム形式の問題は入試前に解いておくことをおすすめします。

・『全解説頻出英文法・語法問題1000 』
上記と似た形式ですが、応用レベルです。

・『全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編)』

さらに、筑波大学では整序問題が出題されるので、こちらの対策も行っておきましょう。

・『頻出英語整序問題850 全解説』(桐原書店)
・『英語整序問題精選600(河合塾シリーズ)』(河合出版)

『英語整序問題精選600(河合塾シリーズ)』は上級レベルなので、余裕の無い人はここまで取り組まなくても問題はありません。

また、英文法問題集を解いていて解説を読んでもあまりよく理解できない場合は、参考書を利用すると良いでしょう。代表的なものは以下の通りです。

・『総合英語Forest』
『総合英語Forest』

4.2 長文問題に取り組む

次に、長文問題に取り組みましょう。筑波大学の長文は、やや読みにくい文章が出題されるイメージがありますが、一部の難関国公立大学のような抽象度の高い文章は出題されないため、単語、英文法の基本を習得した上で、様々なジャンルの英文を読んでおくことが重要です。本学のように、国公立大学で文理共通の英語が出題される場合、文系ジャンル、理系ジャンル両方に対応できるようにしておかなければなりません。例えば文系の学生で歴史や時事に関する英文は得意だけれども、動植物や医療など理系ジャンルはさっぱりといった得意不得意をできるだけ作らないようにしたいものです。そのためには、理系の人は文系、文系の人は理系のジャンルの英文を積極的に読むことが重要です。

下記の長文問題集は両方のジャンルの長文がそろっているので、最適と言えます。正答率が低かった問題にチェックを入れると、自分でも気づかなかった苦手分野が見えてくることでしょう。

・『やっておきたい英語長文』
『やっておきたい英語長文』

・『レベル別長文問題集』
『レベル別長文問題集』

下記の問題集はリスニングCDがついており、長文問題集でありながら、センター試験のリスニング対策としても有効です。シャドーイングやディクテーションなど、リスニングのトレーニングも行いましょう。

・『大学入試英語長文ハイパートレーニング (レベル3)』(桐原書店)
・『大学入試 全レベル問題集 英語長文 6国公立大レベル』(旺文社)

4.3 英文和訳に取り組む

前述の通り、ここ数年、筑波大学では英文和訳問題が出題されていません。これは国公立大学では非常に珍しい傾向だと言えます。したがって、英文和訳問題の演習は先ほどの長文問題集に出てきた問題を通じて行う程度で構いません。ただし、時間的に余裕のある人は、正確に英文を読む練習にもなるので、下記の英文和訳問題集に取り組んでみてはどうでしょうか。

・『入門英文解釈の技術70』
『入門英文解釈の技術70』

・『英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版』

・『ポレポレ英文読解プロセス50』
『ポレポレ英文読解プロセス50』

・『英文解釈の技術100』
『英文解釈の技術100』

4.4 英作文に取り組む

筑波大学では、和文英訳問題が出題されません。そのため、難解な和文英訳問題に取り組むよりも、自由英作文の対策を行いましょう。ただし、和文英訳問題が全く手につかないレベルでは自由英作文を書くことも難しいので、まずは簡単な和文英訳問題から始めましょう。

・『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』
『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』

他にも、先ほど文法で紹介した『アップグレード 英文法・語法問題』などを和訳を見て英文を書いてみる学習もおすすめです。このように、できるだけ多くの構文や文法事項をインプットすることが重要です。構文をインプットするには、下記の構文集を参考にしてください。これも基本例文の和訳を見て英訳が書けるようになれば、自由英作文でも応用が利くはずです。

・『英語の構文150』
『英語の構文150』

・『解体英語構文 改訂版』(Z会)

一通り基本的な英文が書けるようになったら、自由英作文の対策に入りましょう。

・『[自由英作文編]英作文のトレーニング』
『[自由英作文編]英作文のトレーニング』

・『大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』(桐原書店)

4.5 過去問・模擬試験を用いた演習

筑波大学は、一般の国公立大学と比べると英文和訳や和文英訳問題が出題されないといった特徴があります。もちろんこれは最近の傾向でしかないので、今後はどうなるのかわかりません。また、英文和訳、和文英訳は英語力を付ける上で重要な要素となるので、全くやらなくて良いというものではありません。

長文問題では内容一致問題から単語抜き出しなど幅広く出題されるので、国公立、私立を問わず、色々な過去問にチャレンジしてみましょう。

(参考)
筑波大学|学群・大学院|学群・学類(学士課程)一覧
筑波大学|本学で学びたい方へ|入学案内・募集要項の一覧 募集要項一覧|平成30年度入学者選抜要項