勉強法のハッキングサイト StudyHackerを運営する恵学社(けいがくしゃ)は、受験勉強にも合理性を、スマートで効果の高い学習を、というテーマで京都と東京に三つの予備校を運営しています。今回はその中から、東京の四谷にある学び舎東京に通い、わずか半年間で山梨大学医学部合格を果たした杉原良英さんと、学び舎東京で学習プランナーを務める原さんにお話を伺いました。

杉原さんが医学部受験を決めたのは、なんと高校3年生になってからとのこと。6月までは熱心に部活動に打ち込む日々を送り、引退後の7月から本格的な受験勉強をスタート。夏期講座から学び舎東京に通い始め、そのわずか半年間後には念願だった医学部に見事合格を果たしたという異例の経歴の持ち主です。今回のインタビューでは、この大成功の秘密を探ります。

——この度はおめでとうございます。春からは念願の医学部生ですね。今日は、この素晴らしい達成について色々とお話を聞かせてください。よろしくお願いします

杉原さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

原プランナー:よろしくお願いします。

夏までは部活に熱中

——まず初めに、学び舎東京の入塾前のことや、入塾された時の課題などについてお聞きしたいと思います。杉原さんは、夏まで熱心に部活動に打ち込んでいたそうですが、当時はどんな生活を送っていたのですか?

杉原さん:僕はずっとバスケットボールをやってきました。僕が通っていた高校は部活動に力を入れているところで、そもそもバスケがしたくてその高校を選んだのです。部活の休みは大晦日と正月三ヶ日を含め年間数日程度で、本気でインターハイを目指していたので、元旦の休みすら返上して自主練習しました。走り込みなど基礎体力をつけるための地味なトレーニングを含め、毎日メニュー通りに、時にはメニュー以上に練習し、最後は山梨県3位という成績を収めて、6月に引退しました。

毎日の生活スケジュールは、だいたい20時くらいに練習を終えて、20時半くらいに帰宅、それから英語と数学をメインに勉強するような感じでした。

——部活に勉強にと、かなりハードな日々を送っていたのですね。引退後の7月から本格的な受験勉強を始めたということですが、一般的には遅めのスタートですね特に医学部志願者は、早いうちから始める傾向が強いと思いますが、焦りはありませんでしたか?

杉原さん:そんなにはありませんでした。全力で取り組んで手が届くか届かないかというギリギリの目標設定だと自覚していましたから、ただ目の前のことだけに専念しようと決めていました。

むしろ勉強一本になって気が楽になったくらいでした。時間的にももちろんそうですし、バスケと勉強を比較したときに、勉強の方が取り組みやすい印象がありました。

バスケはチームスポーツなので自分だけではどうしようもないこともあり、対戦相手も運任せであったりと不確実な要素が多いものです。一方で、勉強は取り組みと結果が結びつきやすいと感じていました。知っていることは正解できるし、わかるものは解けます。運の要素はあまりありません。

——原プランナーに伺います。杉原さんの入塾時の印象はどのようなものだったのでしょうか?

原プランナー:初めて会ったとき、やはり部活の話をしてくれました。その中でも、「バスケットボールのチームとしては身長が低く、不利な条件のチームが、どういう戦略をたて、それに基づいてどのような練習を中心にするか」ということに対して、理論的に考えていることに感心しました。戦略的なマインドをもっていることは、短期で結果をだすためには非常に重要なことです。

部活をやっていたからメンタルが強い、というのはよく聞くことではありますし、彼自身もその特徴はもっていましたが、ただ長時間頑張れはよいというわけではない医学部受験では、精神論に走らずに論理的に計画できるという特性はとても価値があります。

その時点で英数の成績は悪くなかったので、あとはしっかりと学習量を確保しつつ、同時に学習生産性を高めることができれば、残りわずか半年でも医学部受験のボーダーラインまではもっていけると踏みました。

パーソナルトレーニングの強みを最大限に

——そうして始まった夏期講座で、英語、数学、物理、化学、地理を受講されたことを皮切りにいよいよ本格的に受験勉強がスタートしました。

夏期講座では、通常1ヶ月半に及ぶ夏期講座を3週間に短縮して実施したそうですね。

杉原さん:僕は山梨に住んでいるのですが、夏期講座の間は東京の親戚の家に滞在して通っていました。通塾可能期間が限られていたので全てを3週間で収めるようにプランニングしてもらいました。

——それでは、ここからは教科別に詳しくお話を伺いたいと思います。ネックになっていたのはどの教科だったのでしょうか?

原プランナー:理科です。英数に比べ理科が弱く、自分でも不安要素だったので力を入れました。具体的には、私たちが「精読」と呼んでいる授業を行いました。これは、講師と一緒に教科書を読んだ後、講師の口頭試問に答える形で自分の言葉で教科書の内容を説明できるようにしていくというものです。提示された質問に対して完全な説明を求めるもので、甘いところにはすかさず追加の質問を入れて、さらに詳しい説明にまで掘り下げてもらいます。こうした問答をくりかえし、教科書の内容が理路整然と説明できるようになる状態をめざします。

一般的な予備校の授業では、入試問題などの演習を中心に行い、その解説をしていくという方法で理科の勉強を進めることが多いのですが、それでは知識の定着度にムラがでやすくなってしまいます。私たちは、教科書レベルの知識を高い精度で押さえることで、確実な基礎力を養います。1対1の個別指導だからできるメソッドだと思います。

杉原さん:このトレーニングに取り組んだことで、思考が整理されていくのを実感しました。夏休み明けに模試を受けたときには、すでに理解力が上がっているのが自分でも分かって、問題を解きながら「ここはこういうひっかけパターンだな」とか、出題者の意図を分析できるくらいにまでなりました。第1回の全統マーク模試では、物理52点、化学61点と奮わない結果でしたが、最終的には安定して高得点を取れるようになりました。

——その他の科目について聞かせてください。英語はどうでしたか?

杉原さん:英語はもともと好きなほうで、部活で疲れたときでも英語の勉強だけはしていました。ですが、学び舎東京に来てこれまでと全く違う指導を受けたおかげで、さらに力を伸ばすことができと思います。中でも特にシャドーイングが印象に残っています。

そもそも学び舎東京に入塾を決めたのも、英語の体験授業を受けて面白そうだと思ったからです。最初のリスニングでは内容をそこまで聞き取れなかったのに、終わる頃にはできるようになった実感があって、すごいなと思いました。山梨では見ことも聞いたこともないやり方でした。地元でみんなと同じことをやっていても合格は遠いと考え突破口を探していた当時の自分にとって、こんな先進的な教え方をしてくれる予備校なら山梨からでも通う価値があると思ったのです。

原プランナー:学び舎東京の英語指導は、弊社が運営する他の予備校や、英語のジム『ENGLISH COMPANY』と同様、第二言語習得研究という学問の知見をベースに開発したオリジナルメソッドを用いています。第二言語習得研究というのは、人がどのように第二言語(外国語)を身につけていくのかというプロセスを研究する学問です。第二言語を身につける効果的な方法についてはわかっていることも多いので、これを使わない手はありません。

例えば、指導内容には音読やシャドーイングといった声に出すトレーニングを積極的に組み入れており、学び舎東京にはそうした音声系トレーニング専門の自習室 “Practice Room” も設けています。スピーキングテスト対策でもないのに、何故そういったトレーニングを励行するのかと不思議に思われるかもしれませんが、もちろんこれには理由があります。

まず、音読は黙読の速度をアップさせるために行うものです。リーディングのメカニズムについての詳しい説明は省略しますが、簡単言うと、人は黙読時でも心の中で英語を声にしながら読んでいます。このことを「音声符号化」と言います。そして、その音を実際に声に出すのが音読です。声に出して読むことで、通常の黙読より高い負荷がかかることになり、その結果「音韻符号化」の自動化が促され、黙読の速度がアップするというわけです。

一方シャドーイングは、音声知覚(=音を正しく聞き取ること)の自動化を促すために行います。人は自分で「言える音」が「聞ける音」になりますから、音が落ちたり、繋がったり、短く弱く発音されるような箇所や英語らしいリズムや抑揚までしっかりと音源を真似して声に出すことで、音声知覚の精度が向上していくのです。

杉原さん:自分のシャドーイングをトレーナーがチェックしてフィードバックをもらえるのはとてもためになりました。これこそ個別指導の良さだと思いましたね。

——数学はどうでしたか?

杉原さん:数学にもそんなに苦手意識はありませんでした。通っていた高校の先生に尋ねたところ、数Ⅲが終わるのが12月半ばとのことだったので、夏は数Ⅲを中心にしました。学び舎東京の先生は、僕が少しでも疑問に思うことがあればていねいに解説してくれて、様々なアプローチからの解法をわかりやすく教えてくれました。

原プランナー:数学では、まず解法を思い付く力を養うことがたいせつです。解説を見れば、この公式や定理を使うのか、と納得することは多いものですが、まずは問題を見てそれを自力で思い付けるようにならないといけない。この部分もやはり、個別指導だから提供できるのだと思います。

杉原さん:結局最後まで理科に勉強時間を取られたことで、数学の難問に多く手を出すようなことはできませんでした。理科が数学よりも楽しくなってしまったのもありましたが(笑)なので、日々の授業をたいせつにしながら、とにかく基礎レベルの参考書を繰り返し解くことで、自分の中で理解を深めていきました。

——合格をつかんだ勝因は何だったと思いますか?

原プランナー:彼はもともと「時間がないから全てを完璧にやることはできない」と自覚していて、やみくもに色んなことに手を出したりせず、取れるところで手堅く取るための戦略を立てたいという合理的な思考の持ち主でした。その上で毎日決められたメニューを確実にこなし、かなりの量のホームプログラムを出しても必ずやって来る、弱音を吐かない。授業やテストで明らかになった弱点を冷静に把握し、シンプルにできないことをできるようにしていく。そうやって着実に前進していったことが勝因だったと思います。

——本当に短い期間でよく頑張りましたね。今回の合格に対する周りの人たちの反応はどうですか?

杉原さん:家族、親戚、そしてバスケ部の仲間達も、みんな喜んでくれました。

僕は受験組だったので夏で部活を引退しましたが、そのまま続けているメンバー達もいて、折に触れて彼らの頑張りや活躍を小耳に挟んでいたので、自分も負けられないと思って勉強しました。夏を境に受験とバスケで目指すものは違ってしまったとしても、まだ一つのチームだと思って刺激し合いながら頑張ったのです。だから、みんなが笑顔で「おめでとう!」と言ってくれたときは本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

実は、合格したことはほんの数人にしか伝えなかったのですが、何せ医学部に進学する生徒がいること自体が珍しいような学校ですから、噂がどんどん広まっていき(笑)、たくさんの人から祝福してもらえました。

——それでは最後に、これから受験するみなさんへのメッセージをお願いします。

杉原さん:受験は将来の夢を叶えるための通過点だと考えて、楽しみながら乗り越えるものだと思います。確かに辛いときもありますが、その先にあるビジョンを思い浮かべられれば、気持ちを強く保ち続けられます。その上でトレーナー達を信頼して、日々の学習を言われた通りこなせば、合格はついてきました。皆さんも辛いときでも楽しみを見出しつつ、自分の夢に向かって頑張ってください。

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通塾期間わずか半年ながら、学び舎東京のトレーナー達を信頼して、しっかりと日々の学習を継続した末に見事合格を勝ち取った杉原さん。ここ学び舎東京には、受験生一人一人に寄り添い、夢を実現するためのきめ細やかなメソッドが整っています。

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