みなさんは『勉強日記』と聞いてどのようなものを思い浮かべますか?

普段から日記を書くことを日課としている方にとっては楽しめそうですが、面倒くさがりなタイプの方にはちょっとハードルが高いと感じるのではないでしょうか。

しかし何かを書き記すということは、ただの備忘録ではありません。自分の良いところや駄目なところと正面から向き合うことで成長できたり、弱点を克服できるようになったり、意識改革につながったりと、思わぬところで力を発揮してくるものです。

私も受験生時代に毎日書き続けていた『勉強日記』。今回はその想像以上の効果についてお話しします。

そもそも『勉強日記』とは?

簡単に言うと、“セルフタイムマネジメントの基礎”となるものであり、勉強をする前と後に、勉強した「時間」・「内容」・「達成度」などについて記入するだけの記録ノートです。

最低限書く必要があるのは、以下の3点です。

・学習前
1週間の目標

・学習直後
1日ごとの進捗状況。日時、勉強した内容、理解度

・週末など
1週間のまとめ、振り返り

学習前に目標を立てて、学習後にはあえて振り返りの時間を設けることによって、より効率良く学習を進められたり、来週以降の学習に良い影響を及ぼしたりするのです。たとえば、同じ科目ばかり勉強してしまってはいないか、隙間時間を有効活用できているかなど、自身の学習方法を適宜見直すこのプロセスを通じて、勉強の最適化を図ることができます

また、学習した内容を可視化することは、自分はこれだけ頑張ったのだと自信を持つことにもつながります。自身の成長を実感することができるようになるでしょう。

苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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具体的にはどうやって書くの?

日記などを書く習慣がない人にとっては、いきなり書き始めるのは難しいことのように感じるかもしれません。しかし頑張って毎日根気強く書き続けることで、結果的にそれが習慣化された場合、それほど苦ではなくなります。

まずは市販の“合格手帳”あるいはそれに準ずる手帳を利用してみましょう。以下に記入例をひとつ示します。

(引用:スタディープランナー手帳塾|ダウンロードOK!高校で一番使われている人気No.1の手帳-週間バーチカル見開きタイプを徹底解説してみた!

・学習前
1日単位および1週間単位のTodoリスト(勉強したい内容)を書き記すことで、今の自分に必要なこと、やるべきことをいつでも思い出すことができます。空いた時間になんとなく勉強を行っただけでは成績アップは望めません。今の自分に必要だと思う学習内容は忘れずにすべて書き込んでおきましょう。

・学習直後
どの科目の勉強を何時間行ったかを時間軸に沿って書くことで、よりわかりやすい形で現状把握ができます。以前『ぬり絵勉強法』についてのコラムでお伝えした色による塗り分けも効果的です。(引用:Study hacker|紙とペンで “毎日続けられる” 人になる。StudyHacker発『ぬり絵勉強法』を習慣化に役立てろ!
カラフルに手帳が彩られることで見映えも良くなり、モチベーションの維持にもつながることでしょう。

ここで大事なのは、学習内容をできるだけ具体的に記すことです。どの問題集の何ページから何ページまで解いたのか、どの単語帳の何番から何番まで覚えたのかなどを詳しく記入しておくことで、やり残し防止にもつながります。

・1週間終えた後に
最後は「振り返り」です。勉強はやりっぱなしで終えるのではなく、計画通りに進められたか、もしできなかったのであれば、その原因は何であるのかを分析しすることが肝心です。

スケジュールの立て方が甘かったのか、もしくはダラダラと勉強してしまったのか原因を探り、次につなげましょう。週末には、この1週間の成果を自己分析し、達成できたこと、できなかったこと、次にやるべきこと、いつかやるべきことなどをリストアップできるようになるとベストです。このような作業を続けていくことで、自然と“セルフマネジメント”ができるようになるのです。

筆者も実際に活用していた

私自身も大学受験に向けて勉強をしていた時期に、同じく合格手帳を活用していました。東大受験のときも、医学部編入学試験に向けて勉強していたときも同じような使い方をしていました。

私の場合、学習した内容を忘れたくないといった思い、それから効率よく勉強するための分析材料にしたいといった思いから、欠かさず記録を残していました。そのようなプロセスを経てきたことは、学習面以外にもしっかりと活かされています。今ではセルフマネジメント術をブラッシュアップさせていることにもつながっている、と実感させられる機会もどんどん増えました。

ぎっしり書き終えた手帳は、これまで頑張ってきたことを示す何よりの証拠になりますので、本番の試験ではお守りのような存在になってくれますよ。

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空いた時間になんとなく勉強を行っただけでは、成績アップは望めないでしょう。確実に目標達成したいとき、とくに効率よく結果を出したい場合、この勉強日記は必ず役に立ちます。習慣化は成功への第一歩。ぜひ有効活用してみて下さい。

(参考)
Study hacker|“スケジュール管理”のプロになれ。破綻しない計画が成功を引き寄せる!
Study hacker|勉強時間は “作り出すもの” である。学習効率もアップする『勉強日記』の大きな効果
Study hacker|大事な場面で緊張しない! 一流スポーツ選手に学ぶ、強いメンタルを手に入れる方法
Study hacker|紙とペンで “毎日続けられる” 人になる。StudyHacker発『ぬり絵勉強法』を習慣化に役立てろ!
柏村真至,武田康,村田明彦(2015),『ゴールから発想する合格手帳 桜』,学研マーケティング .
スタディープランナー手帳塾|ダウンロードOK!高校で一番使われている人気No.1の手帳-週間バーチカル見開きタイプを徹底解説してみた!